今や苺の花盛りの時期を迎えています。
綺麗な真っ白に咲いた花びらが次々と蕾を生み出しています。
農場が真っ赤な苺の実で一杯になるのももうすぐです。

時折、受粉のためにミツバチさんが元気に飛び回っています。

時折、受粉のためにミツバチさんが煩いくらい元気に飛び回っています。

白い花と蕾と色づく実が連綿と現れ続けていくのは壮観です。

北海道といえども連日猛暑になってきました。
生協さんの店頭で冷凍イチゴの500グラムパックが大人気です。
在庫がなくなってしまいました。
ジャムにするのではなく、そのまま食べたり、冷たいジュースや、カキ氷にするみたいです。
色の綺麗な「夢苺の恋」のみを入れているので、色は鮮やかです。
この暑さで小さいうちに色が付き始めてしまいました。
遮光シートの調整が難しいです。
次々と大きくなり赤くなっていっています。
この分で成長すると房々で一杯になりそうです。
野菜ソムリエの方から突然の訪問がありました。
四季成り品種の「夢苺の恋」と「すずあかね」を見てもらい味わっていただきました。
甘~くてびっくりとの感想でした。
酸味とのバランスがすごく良いようです。
苺ソムリエという資格ができたら良いのに!
夢苺の恋(信大BS8-9)の花です。
苺の花は沢山根から水を吸って、早朝「葉水」として溢れた水が出てきます。
苺の健康状態が良いということです!
葉水は根水の反対で葉に水をかけることですが、水が溢れてきています。
「夢苺の恋」は順調に育っています。
ランナーにいきおいがあり、水平方向にどんどん伸びていっています。
放っておくとどこまでも走っていきそうです。
なにしろrunnerですから。
いちごはランナーにできる小苗を繁殖させますが、小苗もランナーと呼ぶことがあります。
苺は結構手間のかかる植物です。
常に見廻って老化した葉を取ってやる必要があります。
病気の予防や害虫の侵入を確認してもし侵入があれば対策を立てるなどします。
そして、クラウン(茎の短い部分)を大きくしてやり、綺麗で大きな苺の実を育てていきます。
作業前の様子です。
作業後の様子です。
苺はランナー(イチゴの弦)の反対方向に花芽が出る性質を持っているので定植の時は株元を確認しながら植えていきます。
花が一杯になるのが楽しみです。
白マルチの下に隠れていたすずあかねちゃんです。
小さな可憐な実が可愛いです。
マルチはmultiでなくてmulchのほうです。
multiだとなんとか商法を思い出し印象が良くないですがmulchの意味は根覆いをすることです。
マルチを使うと、苗の地温を上昇させたり、湿度を保つ効果と、雑草を抑制する効果があります。
一般的には黒色マルチが多いですが、夏など黒では地温が上がり過ぎるので、黒マルチより温度が上がりにくい白マルチを使っています。
新品種「夢苺の恋」の苗は順調にそだっています。
まだ苺の花を取り、クラウン部分を重点的に育てていますが、もう株が3つに分かれています。
この後、いっぺんに3本の花芽が上がってくるはずです。
夢苺の恋のクラウンの様子です。
成長が楽しみです。
サマールビーの苗です。
いわゆる四季成りいちごの一種です。
128穴の連結ポットに小さな苗で入ってきます。
その後、ポットで育苗し、4月中旬定植しました。
やっと活動開始ですがまだ子供状態!
最初の苺はずんぐりしたケーキ飾り用に似合わない苺が出来ます。
その後は、とっても美人のスタイルの良い可愛い娘に変身します!
この苺、最盛期に成ると、ものの見事に苺だらけに成ります。
Summer Rubiの5月中旬の様子です。
実の形はちょっと大き目な長円錐形になりますが、
色は、果皮は橙赤色で、果肉は薄紅色になり,味は甘みも
酸味もありバランスの取れた味だと思います。
香りが良く、夏苺の中ではトップクラスの甘い香りではない
でしょうか。
5月15日の様子ですが、葉は高くなる傾向があり、現在25cmほど
クラウン部分は1cmに近づいております。
「夢苺の恋」の苗の様子です。
今はまだ花が咲いても取ってしまいますのでもう少し生育の様子を
見ていきます。